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23章:廃墟 (1/2)

23章:廃墟

中学三年になった。

気付けば私の家は、荒れ果てていた。

以前は定期的にトリミングしていたシーズー犬は毛玉だらけでボサホザ、薄汚れていた。

散歩をしなくなった為、母の部屋である和室が犬のトイレになっていた。

不在の姉の部屋は、家具が埃を被り、カーテンを閉めっぱなしだったからか、かび臭かった。

リビングはカーテンが薄汚れ、床は塵でザラザラしていた。

私の部屋も同様だった。

人が住まなくなると家は傷むというが、私の家はまさにそんな状態だった。

すっかり怠け者になった私は掃除なんかしなかった。全てが面倒になっていた。
犬だけが元気に雑草で荒れた庭を駆け回っていた。
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私が精神障害者になるまで ©著者:ネコ

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