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19章:過食と姉の変化 (1/3)

19章:過食と姉の変化

また、私は十四歳になったばかりで、もしかしたら再び施設に入らなくてはいけなかったかもしれない。

この時、もう施設に帰りたいなどと思ってなかった私。
どんな手続きがあったのか、二十歳の姉が私の保護者になってくれていたようだった。
そして私は施設に行く事にもならず、これまで通りの中学校へ通える事になっていた。
当時は何も気付かなかった。決して仲の良い姉妹では無かった筈なのに、姉は大きな人間だったのだ。

私は、と言えば朝起きて学校に自分で休む電話を入れるのが日課となっていた。
恥ずかしいことに、姉のふりをして電話していた。
恐らく担任にはバレバレであっただろう。

施設の真面目過ぎる程の教えが根付いていた私には、ずる休みは物凄く罪悪感を伴う行為だった。
そして、心配性な私は、朝から自宅で自主的に勉強をしていた。
お菓子を食べながら。
私は勉強の遅れを取るのが怖かったのだ。

姉は…会社を辞めてからほとんど帰って来なくなった。姉は姉で色々と悩んでいたのだろう。

私は小学生から飼っていたシーズー犬と二人で一軒家に住んでいた。
犬だけが私の友達だった。本当ならこの頃、私も姉も精神科を受診するべきだったと、今になって思う。

私は日に日に太っていた。
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私が精神障害者になるまで ©著者:ネコ

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