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17章:警察からの電話
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警察署に着き名前を言うと、担当の刑事さんが出てきた。
なんだか現実味が無かった。
詳しい話を聞く事になり、ここでも姉は私を気遣い、『ネコはここで待ってて。』と、1人で刑事さんと奥へ消えた。
どの位時間が経っただろう。私は待合室で色々な事を考えていた。
あーあ、これでオジサン死んじゃってたらどうなるんだろ。
新聞とか載っちゃって、今の中学で噂になるんだろうなぁ。
はぁ。
ホントにあの母親は子供の事なんて考えてないなぁ。
しばらくすると姉が刑事さんと戻ってきた。
刑事さんは姉に『○日にまた来て下さい』と言っていた。
ひとまず私達は家に帰った。再びリビングで、姉が口を開いた。
『お母さん、刺身包丁でオジサンの背中刺したんだって。自分で救急車呼んだけど、刺してから時間が経ちすぎてて、オジサン病院で亡くなったって。』
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