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15章:三度目の結婚と事件 (2/3)

中一の終わり、私は反抗期に入り始めていた。
新しいオジサンに会うのはスゴく嫌だったが、母のヒステリーに耐える位なら会ってやろう、そして直ぐに帰ってやろうと決めていた。
忘れもしない、蒲田の寿司屋。
そのオジサンは、他のオジサン達と比べて特に秀でた部分は無いように見えた。

ただ、カウンターで三人並んだ寿司屋で、やたらと私に話しかけ機嫌をとってくる。
私は気難しい年頃だったからか、そのオジサンに良い印象を持てなかった。
真ん中に座った母も、声をワントーンあげ、必死に私とオジサンを仲良くさせようとしていた。

母の女になる姿は、反抗期の私にひどく嫌悪感を抱かせた。

私は殆ど口を開く事無く、食事はお開きとなった。
母と二人きりになった帰りの電車。
私は久しぶりに母の前で悔し涙を流した。
『年頃の娘の前でいちゃつくなんて気持ち悪い』というような事を言った覚えがある。

そんな私の態度にも母は珍しく怒りもせず、ひたすら私の機嫌を取り続けた。

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私が精神障害者になるまで ©著者:ネコ

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