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4章:施設-4 (1/1)

4章:施設-4

なんだか愚痴ばかりになってしまうが、幼稚園で一番嫌だったのが『送迎バス』であった。

行きのバスは何も無かったのだが、帰りのバスが嫌だった。
今にして思えば、悪気は無かったのかもしれないが、引率の中年の保育士が毎回、私達三人がバスを降りるときに私達に対し、『学園ちゃ〜ん』と呼ぶのだ。

施設の子という事を知られたくなかったし、恥ずかしかったし、保育士に馬鹿にされてるように感じていた。
幼いながらに、そんな呼び方はやめてほしかった。
私は卑屈な子供だったのだろうか、えみちゃん達は気にしている様には見えなかった。
恐らく私は自尊心の強い、プライドが高い子供だったのだろう。

そんな厳しい幼稚園も卒園し、私は晴れて小学生になった。

同時に、学園内の幼稚舎にいた私達三人は、それぞれ女子寮・男子寮へと施設内での引っ越しをした。

あっちゃんとは離ればなれになったが、幸運にも女子寮では私とえみちゃんは同じ部屋になった。

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私が精神障害者になるまで ©著者:ネコ

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