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6章:孤独と再会 (17/17)



てめぇチクっただろ!!



2女は大声を張り上げながら純の髪を引っ張り姉の腕力により簡単に引きずられ畳の部屋へ引きずられては投げ捨てられた












「何も言ってない!!」












「嘘つくな!お前の足の痣律子がやったんじゃないかって葉子姉にも探り入れられたんだわ!どうせお前がチクったんだろうが!!!」











「違う!!純は何も言ってない!!」












「てめぇの言うことなんか誰も信じねーんだからおとなしく吐けコラ!!!」












2女の標的は純に変わっていた


良い子ぶって気に入らないと言われた


姉が妹に手を挙げそうになった時なんて必死に庇った

足を何度も蹴られてその度に痣を作った


お願いだから裕美には手出さないで!!


裕美は泣いていた



監禁状態の次女は強度のストレスから家庭内暴力に達していた


長女に律子の様子を耳にしたお父ちゃんはそれからというものなるべく家に帰ってきては次女と大喧嘩を始めてそれを長女が止めに仲裁に入っていた
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稲森純子の生涯 ©著者:マライア

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