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5章:Op.②-4 顔寄せ
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「茉莉花さん」
蒼く哀しく、そして意思を込めた表情でーー全てを悟り、受け入れた新が想いを告げる。
「……そうですか。そうか! 良く理解しました。式を挙げたら……私はあなたを愛する努力をする。そして、宗家の後継ぎもつくらなければならないでしょう。それも良くわかっています。けれどそれまでは清い関係でいましょう」
茉莉花が腑に落ちない眼で新を見据えた。
「結婚したら、私は役者としての居場所に精進し、あなたと誠実な家庭をつくります。信じてくださいーーそれが今、自分が出来る唯一のけじめだ。さぁ、家まで送るよ」
新は茉莉花にコートを着せた。彼女のバッグを持って、玄関へと手を取る。
「帰りましょう」
電気を消してドアを開けた。
◇◇◇
新は自分の想いを素直に伝えようと、茉莉花を送り届けてすぐに、スマートフォンを取り出して美希に電話を入れた。
月は朧に輝いている。
◇◇◇
美希は……やっと自由が丘の駅までたどり着けた。ホームが涙で歪む。打ちのめされ、混濁する意識の中で携帯の着信音が聞こえる。
画面は登録外の番号を浮かび上がらせていた。
そのまま消去ボタンを押した。
ーー哀しみは憎しみに姿を変えていた。
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