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4章:Op.②-3 灰神楽 (13/13)

それでもまだ新は雪を見ていた。


(ーー淡雪。枝に溶けて枝に生きる。そんな家庭を美希と築きたかった……)



岡島が追い討ちをかけるように続ける。


「さて、CMのスポンサーさんへの配慮もごさいます。同棲はいけません。
若旦那、旦那のお屋敷近くにマンションを用意しました。今晩……お相手にお話なすって、明日にはそちらへお移り下さいましね。家財道具も全て揃えてあります」


手帳に挟んだ住所のメモを、新の手にねじ込む。


「岡さん、話はこれで終いだね。さぁ、車を出しておくれ」


潟岡屋が、すっくと立ち上がった。



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Toy box ©著者:七斗

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