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2章:★Op.②【都合の良い女】 (2/18)

「潟岡屋(かたおかや)さん、朝ご飯できたよ。お・き・て」


美希(みき)は、ベッドで安心し切った、涼しい寝息を立てる新(あらた)を揺する。


「〜ーん」


「旦那の楽屋入りに間に合わなくなるよ」


「ーーあ〜」


新が、薄く眼を開いて美希を抱き寄せた。


「ん、ミキティ。横に来て温っためて。冬の朝は寒くてかなわないや」


「ばぁか。私も出勤なんだから」


美希が新の頬に軽くキスをした。


絡められた手をほどいて、キッチンに戻って行く。



ーーまだ籍はいれていないが、“春には神社で式を挙げよう”


ふたりで心を通い合わせてーー
慎ましく、ひっそりと同じ屋根の下に住む幸せ。

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Toy box ©著者:七斗

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