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61章:徐々に
いつ離婚してもいいよう覚悟が決まると。
逆に夫は、
離婚と言う言葉を出さなくなってしまいました。
実は、酔っぱらうと必ず
「お前なんか離婚だ!」
と、わめいていたのは、夫のほうでした。
その時に私は
「離婚はしないよ、
子供のために」と返していたので。
本気で私が離婚したい気になると。
向こうは臆病になったようです。
喧嘩も増えていき、
見るに見かねた母が、
「少し別居して、お互い頭を冷やしたら?」
と切り出してくれました。
「あーいいよ。俺が実家に帰るから!」
と酔った勢いで、圭ちゃんは言いました。
酔うと気が大きくなるのを、うまく乗せて、
別居前に、
離婚届には、署名捺印をさせておきました。
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