私たち夫婦は、
圭ちゃんが飲んだくれて
荒れる時以外は、


まだ普通にうまくやれていたし、子供のためにも、

良い家庭にしなくては、と言う思いも強かった。


でも、
圭ちゃんが、何かにつけ頼りにならないことが嫌になったり。


向こうの親族がお金を借りにきたり。


世間常識を知らない向こうの両親も、好きにはなれなかった。


やはり良い結婚の条件のひとつには、夫の家族を
受け入れられること、それが必要だったんだと思う。


同じ中で、育った圭ちゃんのことも、心のどこかで嫌うように、なっていってた。


寂しがり屋で
甘えん坊の私には。


男の包容力が必要で。
でも、彼にはそれが欠けていたのだ。


ただ、取り柄は仕事はよく頑張っていた。
その部分で
許せていたのだけど。



不満は募っていったけど、


可愛い子供達のために、
うまくやらなきゃ。

ずっと、そう思ってきた。