母は、父が遊び回っていたころに、
脳梗塞で寝たきりになった祖母の介護をし、
私たちの子育てをし。

父のやらない、農作業を一生懸命に
一人でこなしていました。

現金がないので。
夜は、内職をしながら夜更かしをしていたのを
思い出します。


「母ちゃんばかりが、大変な思いをして。こんな家出てっちゃえばいいのに」


と、よく思ってました。


それを、母に言うと
「出たら負け。出てってもみんなを育てるのは大変だから、
がまんする。」


と言いました。
今のように母子家庭に補助があるような優しい時代ではなかったから、
母は、子供達を育てるために耐えたのです。