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4章:洗礼 (1/11)

4章:洗礼

「すいません、お待たせして。
リサさん、今日はどうされますか?
早速、リサさんをご予約したいというお客さんがおられるんですけど…。
まだ、お客さんに返事してないので…。」
大島さんは、部屋に戻ってくるなり、私にそう言った。

「え?もう予約する人がいるんですか?」
驚いて私がそう言うと。

「新人好きな方も沢山おられますし、お綺麗な方なので、パネル指名付きやすいと思います。」

試し、試し。

「分かりました。せっかくなんで働きます。私はどうしたらいいんですか?」
「あ、働いて行かれますか?有り難う御座います。
えーとですね、今から付くお客さんは店の超常連さんで、
だいたいロングで遊んで行かれる方なんですよ。
お客さんには全くの未経験だと伝えてありますので宜しくお願いします。」
「あの、ホテルに一緒に行くんですよね?どちらのホテルまで行けばいいんですか?」
「えーと、これからお渡しするお仕事用のカバンの中に、
ホテルまでの地図と、ホテル代が入っている財布と、
お仕事で使うイソジンとボディーソープとローションをセットしておきますので、
簡単な化粧道具と携帯電話だけ入れて頂いて、
後はこちらでお預かりしておきますね。
紛失があってはいけませんので。」
「はい、分かりました。」
「では、早速、フロントまで一緒に行きますか。」
大島さんと一緒にフロントまでついて行った。

私は、今からはリサだ。








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キラキラ ©著者:ai

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