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98章:家族とは
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98章:家族とは
紗雪が生後二ヶ月になる頃、正樹君は家を購入した。
建て売りだが立派な新築の一軒家。
大したものだ。
新しい年を新しい家で迎えた長渕家は、更に新しい家族を迎え入れた。
紗雪が生まれた同じ月生まれの犬を購入した。
亜里紗は
「ブンちゃんの目とそっくりなんだ」
と言って喜んでいた。
正樹君は紗雪が生まれた時に言っていた、正に雄犬を購入したのだ。
ケンジや私は
〈紗雪がまだ小さいのに犬の世話も増えて大変!〉
と思ったが、正樹君や亜里紗がいいなら口を出す必要はない。
そしてその頃、GWに私の両親、佐藤家、長渕家、プラスわんこ達で旅行に行こうという話しが出た。
両親も七十才を過ぎ、いつ足腰が悪くなるかもしれない。
元気なうちに孫や曾孫と一緒に旅行をと思い、計画を立てた。
さて、私の弟の事だが、今までお話しに書いた事はなかったが、弟は頭が良く、中学生から私立の学校に通い、大学も有名大学を出て、大手の会社に就職していた。
結婚もし、子供も二人の女の子を設け、会社でもトントン拍子に出世していた。
春からはその会社の海外の幾つかあるうちの一つの支社の、支社長として赴任する事も決まっていた。
自慢の弟だし、期待の星だった。
そんな弟が体調の異変を年明けから感じ、海外に行く前にちゃんとした健康診断を受けておこうという事になり、診断を受けた。
その結果は、何と癌だった……
病名《中咽頭癌頚部リンパ節転移》
両親は落ち込み、申し訳ないけど旅行どころではないと言い出した。
勿論心情は分かりすぎるくらいよく分かる。
でも弟とも話したが、旅行に行く日程の頃は入院しているので、両親がこちらに居ても何もする事もないので、逆に旅行に連れ出して気分転換させて欲しいと言われた。
私は気乗りのしない母を説得し、旅行に連れて行く事にした。
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