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74章:起動 (1/1)

74章:起動

開店して暫くは目の回る忙しさだった…


亜里紗のキャバクラのお客様もかなり来てくれていた。



亜里紗はその頃他店に引き抜きされお店を変わっていた。

時給も都内じゃないのにそんなにもらえるの!というぐらい破格の金額だった…



キャバに週3、私の店に週3出勤していた。



キャバクラは
【〇〇グランプリ】
などと名打ってレース的な事をやるが、週3しか出てない亜里紗がレギュラーのナンバー組を抑えて優勝してしまい、ホスラブで話題になったりしていた…



キャバクラの情報誌にも出たり、あの頃のお店の忙しさは亜里紗のお陰と言っても過言ではなかった…



開店して一ヶ月程経ってから、ゆかりちゃんが出勤してきた。


お子さんの具合いが悪くて一度も出勤していなかったのだ…



もしかしたらこのまま出勤する事はないのかなぁ…と思っていたので、出てきてくれて良かったと思った。




開店して三ヶ月が過ぎた頃には亜里紗の友達も更に数人入って、スナックなのにキャバクラみたいだという噂が広まり、巷ではちょっと有名になった…




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軌跡 ©著者:コロン

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