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67章:蛙の子は蛙 (1/4)

67章:蛙の子は蛙

亜里紗の離婚が決まった事で、ケンジも花梨の世話等協力してくれる事になった…



亜里紗が金曜日スナックに出勤する事はママは快諾した。


ママ「金曜日楽しみにしてるわね」



私は亜里紗に千里ちゃん達の事を説明した…



ギクシャクした雰囲気は、黙ってても伝わってしまうし、何より亜里紗は喧嘩っぱやい…


多分年上とか、先輩とか関係なく、理不尽な事は黙ってられない性格…



亜里紗「私キャバのお客にも声かけたから、金曜日はかなり来るよ…」



私「そう…」



亜里紗「私達の仕事って、お客さん呼んで売上あげてなんぼでしょ。仲良しごっこや気に入らないからたてつくとか、無駄に年とってるだけでやってる事クソ餓鬼以下じゃん。私の前でやったら鼻っ柱へし折ってやる…」


亜里紗はハッキリしてる…



そして金曜日、私と亜里紗は少し早めに出勤した…



亜里紗はあらかじめお客様に、なんのお酒を飲むか聞いておいたようだ…


テーブルには焼酎やウィスキー、ブランデーなどが置かれた。



そこにママが出勤して来た…



亜里紗「はじめまして、亜里紗です。宜しくお願いします」


ママ「まあまあ、可愛らしい…やっぱり琴美ちゃんに似てるわね。宜しくね」



ママはテーブルの上に並んだボトルを見て、
「これ全部亜里紗ちゃんのお客さん?」



亜里紗「はい…すいません金曜日で忙しいのに…」



ママ「何言ってるのよ、そうじゃないわよ。凄いと思って驚いたのよ…」



そこに千里ちゃん達が出勤して来た…




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軌跡 ©著者:コロン

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