月日は流れて行った…



お店では千里ちゃんは私と喋らなくなっていた。


千里ちゃんとユキちゃんは元々友達なので、その二人は結託し、更に他の女の子も巻き込んで、その上達が悪いのは、自分達のお客様にまで入れ知恵をして、私の事をあーだこーだと言っていた…



人間て弱い生き物なんだなぁと思う…



常に誰かを標的にして虐めの対象を作りあげ、群れていないと生きていけない哀れな動物…



分かったような言い方をして偉そうに聞こえるかもしれないが、私自身もその弱い生き物…



虐めをする人種を哀れな動物と蔑んでなければ、自分が参ってしまいそうな時もある…





そんな中でも私はマイペースに日々を送っていた…





亜里紗は高校一年生になっていた…



親の私が言うのもなんだが、彼氏もちょこちょこ変わり、男性関係は派手にやっていた…



彼氏を内緒で自分の部屋に泊めて、ケンジにキレられた事もあったりと、亜里紗については気が休まる事がなかった…