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34章:愛した人の子供
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34章:愛した人の子供
秀一と別れて数週間が過ぎた。
私はケンジに妊娠した事を告げた。
ケンジは
「あの時か…」
と言った…
私はどうしても秀一の子供を産みたかった…
だからあの日ケンジと…
秀一にもケンジにも最低な事をしてしまった…
それからまた月日は流れた…
私は安定期に入ったので、そろそろ電車に揺られても大丈夫だと思い、職場にロッカーの鍵を返しに行く事にした。
マネージャーに連絡をして、明日行く事にした。
私は秀一に会ってしまうのではないか気がきではなかった…
もう今は秀一のシフトはわからない…
だからなるべく会わない時間帯を見計らって行く事にした。
ホテルに着き、ロッカーの私物を片付けてから、鍵と通行許可証を返しに職場に行った。
懐かしい香り…
パンとチョコレートの匂い…
秀一を思い浮かべてしまう…
マネージャーとチーフが居た。
私はもう妊娠6ヶ月に入ってたので、マタニティの服を着ていた…
私「この度は急な事で迷惑をお掛けして申し訳ありませんでした」
マネージャー「いえいえ、おめでとう。もうお腹目立ってるんだね」
私「三人目だから大きくなるの早いみたいです」
そして私は社食の食券をマネージャーに返した。
私「一枚だけですが残ってたので、私が持っててもなんですから、バイトの子にでもあげて下さい」
チーフ「佐藤さんもうお昼食べたの?」
私「いえ、まだ…」
チーフ「私これから休憩だからよかったら一緒に食堂行かない?」
私「はい…」
一瞬秀一に会ってしまったらどうしよう…と思ったが、会いたいと言う気持ちとも交差した…
私はドキドキしながら食堂に向かった…
途中チョコレートの担当の人に会った。
その人は私のお腹を見て
「最近見ないと思ったら、そうゆう事だったのか…おめでとう」
と言った。
私は「ありがとうございます」と返した。
いよいよ食堂に着いた。
ベーカリーの人達がいる…
私の心臓は破裂しそうな勢いだった…
でもその中に秀一は居なかった…
ホッとしたような、残念なような、複雑な気持ちだった…
食事を済ませチーフと別れて帰路についた…
もう私がこのホテルに来る事はない…
〈秀一、本当にさようならだね〉
涙が溢れてきた…
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