秀一は仕事が休みの平日、実家に帰った。

私はその日普通に仕事を済ませ、保育園に子供達を迎えに行き、普段通りの家での時間を過ごしていた…


夕食の準備をしている時に電話が鳴った。

私「はい」

秀一「今電話大丈夫？」


私「うん、大丈夫だよ」


秀一「帰ったら父親が具合い悪くて寝込んでてさ…」


私「えっ？大丈夫なの？」


秀一「俺には言ってなかったみたいなんだけど、今回で倒れたの二回目らしいんだ…」


私「そうなの？でも何で秀一に言わなかったんだろ…」


秀一「おふくろが言うには、東京で頑張ってるんだから、いちいち連絡してわずらわせるなって言われたらしいよ」


私「そうか…」


秀一「だから今日は琴美の事話せなかったんだよ…ごめんな…」


私「秀一が謝る事じゃないでしょ」


秀一「でもさ…」


私「いいから…」

秀一「明日仕事終わったら一緒に帰ろうな」


私「うん」


私は電話を切って考えた。


いつまでこんな形を続けていけるか分からないけど、このままを継続させていかなくてはいけないと…