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12章:10代の性 (2/2)

新しい年が来て、いよいよ三年生の三学期を迎えた。


二学期の途中からずっと休んでいた同じクラスの瞳が久しぶりに登校してきた。


噂によると、瞳は中絶手術をして、その後体調が優れない為に休んでいると聞いていた。


ある日の体育の授業後に、瞳が自分の席に座り生理用ナプキンを広げハサミを出している…


私「どうした?」

瞳「母乳がブラジャー染み出して出てきちゃってさ〜、ナプキン半分に切ってブラの中に入れようと思って…」


よく見ると瞳の体育着の両胸の辺りから黄色っぽい液体が滲み出ていた…


私「瞳母乳ってさ、何ヶ月で堕ろしたの?」


瞳「7ヶ月だよ… もう人だったよ…ちゃんと焼いたしお葬式みたいな事もやった…」


瞳は泣いていたように見えた…



彼氏と瞳の間では産もうと言う話しになっていたらしい。

ただ彼氏は瞳とタメ… つまり親の承諾がないと結婚出来ない年齢だ…

彼氏の親は猛反対で、結局そんな月数になるまで頑張ったけど堕ろす結果になったと言う…



私は自分も中絶経験者なのに、瞳の方がよっぽど苦しかったに違いないと胸が痛くなった…


瞳はせっかく学校にきだしたのに、2月に入ってからはまた来なくなり、結局卒業はしなかった…


卒業アルバムの瞳の写真は、紙が貼られ修正されていた…


私達は幼いが故に未熟だ…


でもその時その時を精一杯生きていた…

私の青く哀しい10代の思い出…


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軌跡 ©著者:コロン

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