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9章:静寂
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誠はまだ私に気づいていない…
私は声をかけずにレジで清算を済ませ店を出た。
出入口の付近には誠の原チャリが停まっていた。
もっとよく見てから入ればよかったと少し後悔した。
誠はケンジの地元の友達。この辺で会ってもちっとも不思議ではない。
店を出て数メーター程歩いたら、後ろから肩を叩かれた。
振り返ると誠がいた…
誠「久しぶりだな」
私「うん…」
誠「ケンジは?」
私「所長さんに呼ばれてちょっと会社に行ってる」
誠「そうか… 琴美がレジしてる時気づいたんだけど、ケンジも居ると思って俺思わず隠れたんだ。でも琴美が一人で歩いてるし、駐車場見たら車もなかったからさ、一人だと思ったらつい追いかけてきちゃったよ…」
誠は初日の出を見に行った日と同じように寂しそうに笑った…
私「ずっとケンジの誘い断ってたんだってね…」
誠「もう会えないだろ…俺だって心があるから苦しいんだよ…」
私「ごめん…」
誠「いいんだ…俺が悪いんだよ…」
私「でも…」
誠「何も言うなよ…琴美との事俺は嬉しかったんだ…友達の彼女だって分かってても、自分の気持ち抑えられなかった…女は受け身だ。琴美は悪くない…」
私「誠…」
誠「まだ笑って会えないから当分理由つけて断るけど、そのうち笑顔で会えるようになるから…」
私は何も言えず下を向いていた…
誠「ケンジと仲良くな…またいつかな…」
私「ありがとう…ごめんね…」
誠は軽く手を上げて小走りで去って行った…
誠…本当にごめんなさい…
誠の気持ちを踏みにじり、私はケンジを選んだ。
誠の静かな、そして寂しげな後ろ姿を私は忘れない…
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