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3章:二人の始まり
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私が不思議そうな顔をしていると
ケンジ「俺働いてるしデートにかかる金は全て俺が出すから。琴美ちゃんも友達とのつき合いや買いたい物もあるだろうから、バイトを辞めてとは言わないけど、制限して欲しいな…俺日曜日しか休みないから日曜はなるべくシフト入れないでもらいたい…」
夏菜と私が採用してもらえたのは土日祭日出勤出来ると面接の時に言ったからだ。
でもケンジにそんな風に言われたら
私「なるべくそうするね」
と返事するしかない。
それから車を走らせた。
初日に送ってもらった場所に着いた。
私「じゃあまたね…」
と言って車から降りようとした瞬間、右腕を掴まれてそのまま助手席のシートに倒された。
私「エッ?何??」
ケンジ「キスしたい…ってゆーかする…」
ケンジは私に覆い被さり唇にキスをした…
ケンジとの初めてのキスは軽いアルコールの香りと食後に食べたオレンジシャーベットの味がした…
私達は番号を交換した。
ケンジは家の前まで送ってくれて、おでこにチュッとしてその日は別れた。
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