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2章:経緯 (6/6)

金曜日の夜来た時はもう閉店時間だったし、当然メニューは見ていない。


ピザの種類が豊富なのに驚いた!


パスタやサラダやサイドメニューも沢山!


悩んでいるとケンジが
「俺のお薦めでよければ…」と言って助言してくれた。

私はケンジが薦めてくれた
シーフードピザ、コンビネーションサラダ、タコのマリネ
を注文した。

どれもみんな美味しかった!

私は思わず
「マスター最高に美味しいです!」
と言ってしまった。


カウンターの中で満面の笑みのマスター。

ケンジはその頃ワインを呑んでいい感じになっていた。
(今と違ってあの頃は飲酒運転がそんなに煩くありませんでした。でも不謹慎ですよね、すいません)

マスター「ありがとうね琴美ちゃん」

私「わぁ名前覚えてくれてたんだ〜、マスターこそありがとう」


そんな会話をしてるのを見てケンジもニコニコして私の頭を撫でたりしている。

なんかこれって本当にデートっぽくない?

頃合いを見てケンジが話し出した。

ケンジ「酔ってるから言う訳ではないよ。まだ今日で二回しか会ってないけど、昨日も琴美ちゃんの事が気になって仕方なかった。お互いの事何も知らないけど、これから俺の事ちょっとでも知りたいって思ってもらえるなら、つき合ってもらいたいんだ…」


突然の告白にビックリして私は固まってしまった。


マスターが
「ケンちゃんは真面目でいい奴だよ。俺のお薦め!」
とケンジを加勢した。

私は周りの雰囲気とマスターのゴリ押しもあり、ケンジの申し出を受け入れた。

こんな感じで私達の交際は始まった。
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軌跡 ©著者:コロン

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