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10章:冷めた気持ち
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10/15
深夜
「おつかれ」メールあり
電話したけど出なかった
1時間後
「お客さんとのメールで電話出れなかくてゴメン」ってメールあり
しばらくしてから電話したけど出なかった
「お客さんとのメール中だけど何?」ってメールあり
もういいやって思ってしまった
10/17
昼
「今日は半日で仕事終わった」ってメールした
この日は私が昼過ぎに仕事が終わった
返答なし
きっと怒ってる
私もそんなに心が広くはない
でも 今回は私が折れてみようと思って夕方電話した
彼は出なかった
2時間後
「電話出れなかった」ってメールあり
10/18
深夜
「おやすみ」メールあり
電話したけど出なかった
きっとこれが彼の答えなのかも・・・
私の友達みんなにホストだけはやめなって言われていた
私も気付いていた
彼女じゃなくて都合のいい女だって
明日からメールも無視しようって決めた
彼がどんな反応するのか試してみようって思った
これで終わるなら しょうがないって思った
1時間後
「どした?」ってメールがきたけど無視した
10/19
深夜
「おやすみ仔猫ちゃん」ってメールがきた
無視した
でも黒白ハッキリしないとダメな性格な私
10/20
朝
「話がある」ってメールした
「俺も話がある」ってメールがきた
夜
「いつでもいいので電話ください」ってメールした
10/21
深夜 電話があった
私は別れる覚悟で話した
ホストって職業は理解している
私は客?
それならそれなりの付き合いかたにするし もう終わりにしてもいい ただ嘘つかれることだけは嫌って言った
翔の話しはまったく違うことだった
前に日帰りで温泉に行きたいって話をしていたことがあった
その話だった
なぜにこのタイミング?
私は呆れたというか 自分が悩んだこと どうでもよくなった
「お前といると素でいられる」の一言に もう少し都合のいい女 続けようかなって思った
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都合のいい女 ©著者:里菜
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