13章:ⅩⅢ (2/12)

「最近の雅さんキラキラしてますね！良い事あったんですか？」


職場の女の子が口を揃えてそう言ってくる。



え？！知らないの？！

私、あの悠也と付き合い始めたんだよ？！



とは言えず、軽く受け流すだけだけど。




悠也と結ばれるという、私の人生で最大級の出来事があった、あの日。

あの日から私の頬は緩みっぱなしで、周りに幸せオーラを撒き散らかしまくっている。



一つだけ文句を言うならば、付き合ったというのに悠也はキスもしてくれなかったという点だけ。



大事にしてくれてるって事だよね。

今までの遊びの女共と私は違うって事。

流石にチャラい悠也も、この私にはなかなか手を出せないだろうしね。