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7章:Ⅶ (20/20)



「……俺、帰るわ。」



それまで黙っていた悠也が、口を開いた。



「とりあえず、こんだけあれば足りるだろ?」



テーブルの上に少し多めのお札を置くと、悠也は立ち上がって店の外へと歩き始めた。



「ゆ、悠也さんっ!?」



花も勢い良く立ち上がり、走って悠也を追いかけていた。




「お客様、お帰りですか?」

「そのまま帰らせていいよ。代金は預かってるから。お釣りだけ後で私に頂戴。お客様に返しておくから。」



慌てて悠也を止めようとするボーイを制すると、私は二人の後ろ姿を見送った。




花には見向きもせずに、早歩きで去って行く悠也。





「さーて、お仕事しよっと♪」




あの二人の関係も、もう終わりだな。

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ー秘密ー ©著者:爽健美茶

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