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7章:Ⅶ
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店の前に着いても、まだグダグダと悠也がどうの言っている花。
ここまで着いて来たくせに、何を純情ぶってるんだこの女は。
「大丈夫だって♪悠也はホストに行ったぐらいで怒るような男じゃないよ!」
「えー……でも……。」
花の優柔不断さにイラついて笑顔の仮面も剥がれかけてきた頃、タイミング良く目の前のドアが開かれた。
「あれ?何してるんですか?」
そこに立っていたのはシンだった。
「入らないんですか?今日、レンさんいますよ。」
シンが促すと、大人しく店内へと足を進めた花。
「シン君、ナイス。」
小声でそう言うと、シンは不思議そうな顔をして後ろから着いて来た。
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