こうの部屋を香介の部屋にしょうと、掃除していた。

こうが居なくなってから手をつけないでいた

本棚の１番上の角に、図面らしき物があった

広げて見ると


「佐伯邸 夢」

と、書いてある
定規も使わず、なぶり書きだった。


「リビング、キッチン」 レイ

「玄関、風呂」
俺

「子供部屋 ２」
俺 レイ


こうは、いつしか二人で住める家を設計したかったんだと思った

いつ書いたんだろう…
悲しくなった

実現出来ない夢になった図面…


私は、いつか このこうの夢を実現してやると
心に誓った


香介と、一緒に！
香介が、いつか



代表取締役 社長
佐伯 香介



…に、なるまで
がんばってやると！