お絵かき


香介は、よく私が自宅で仕事をしていると同じように机を持ってきて何かを書いている

ある日、書いている物を見ると 家だった

「こう(香介)、お家好きなんだ？」

そう聞くと…

「うん、ママいつもお家の絵書いているでしょ？」
と、言う…

なんで、こんな小さな子が私の書いてる図面分かる訳？しかも平面図だよ。家に思える？

立体化されてない図で、子供が見てわかるはずないのに

トガッタ屋根もないし…不思議に思った


その夜
こうの夢を見た
リビングに座り、いつもお気に入りのクッションを抱いていた

その横に、私もいた。その画像が見えた。夢の中で…

「あと継ぐってさ」

そんな、こうの話し声が聞こえた…私は、こうに甘えて よりかかっていた。

夢で見た、あの光景は
香介の将来だったような気がする


あの日見た夢
きっと実現すると
思う

そう信じている。
夢の続き…
私は、こうの腕の中にいた