9章:リアルガチャピン (10/10)

「ありやしたぁ〜！」


そんな声に見送られ店を出た。

1万2千円…

それが無くなるのは本当にあっと言う間だった。

これは誰が悪い…？

案内所の人…？

上手い棒のお店…？

それともガチャピン…？

いや、起たなかった俺か…？

いや…

俺か…。

これでまた母ちゃんに合わせる顔がなくなってしまった。

合わせる顔なんか１つもないのに
合わせられない顔だけが増えていく。

こんなんじゃ納得いかない！！！

こんなんじゃ母ちゃんにいつまで経っても会えない！！！

これは…

リベンジだ…。


って言うか俺は…

もう逝きたくて仕方なくなっていた。

だって…

溜めるのは身体に悪いんだ！！！