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6章:本当の自分 (2/6)

大会当日。

俺は陸上部部員をぶち抜いて、見事3位に入賞した。

『あれで、顔さえ良ければね…』

ヒソヒソ囁く女子の声が聞こえた。

もういい。
何とでも言ってくれ。

2年女子のスタートを迎えた。

『すっげえな〜シュウト!やっぱお前すげえよ!』

亮太は《53位》と書かれた紙を持って、興奮している。

『俺なんか、バスケ部の幽霊部員だからさ、すっかり弱っちゃったよ』

俺は亮太の肩を叩く。

『亮太もちょっとは努力しろよ。お前はもっと伸びるよ』

『…身長か?もういらねえよ』

『…馬鹿野郎…』

間抜けな亮太の答えに吹き出していると。

知抄が走って行くのが見えた。

ビリだ…。

しかもまだスタート直後だというのに、もう辛そうな顔をしている。

…。

また、知抄を気に掛けてしまった。

もう、関係ないのに。
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嗚呼ブサメン人生 ©著者:紅葉

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