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5章:努力あるのみ (5/6)

正月明けの冬期講習の帰り道。

すっかり暗くなった駅前通りで、また会いたくない二人に会ってしまった。

知抄と勇馬だ。

俺は思わず隠れてしまった。

また、勇馬に何か言われるのが厄介だったからだ。

二人の会話が聞こえて来る。

『…ホテル代ぐらいあんだろ?いいじゃん泊まれば』

勇馬は酔っているみたいだ。

『知抄…無理だよぉ…外泊なんて…』

『ハァ?』

勇馬が知抄の肩に手を回す。

『ヤリマンのクセに、外泊も出来ねえのかよ』

知抄は悲しい顔をした。

『そんな…知抄、そんなんじゃないよ…』

勇馬が笑う。

『エロい顔とカラダで誘ってるクセに。今さら何だよ』

勇馬は強引に知抄を裏通りの…ホテル街へ押して行った。

…何だ…今の。

勇馬は酒癖が悪いのか?

でも知抄は…俺といるよりは幸せだよな…きっと。

そう自分に言い聞かせて、俺はウチに帰った。

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嗚呼ブサメン人生 ©著者:紅葉

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