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10章:舞台と役者と (2/12)

拓馬の長い話を由香里は身じろぎもせずに聞いていた

(そうだったの…拓馬さんとミドリさんにはそんな事が)

「わかった?拓馬と僕の馴れ初め」

なぜか得意気にミドリが言い、拓馬にコツンと小突かれる

「痛いよ!」

「何が馴れ初めだ」

「馴れ初めじゃないか!だって僕は唇を…」

懲りずにミドリが言い、また顔をしかめた拓馬に頭を小突かれる

「その話はするな」

そんな二人のやり取りを眩しそうに由香里が見ている

(それから半年間、二人で色々やって来たんだろうな。それが二人をますます強く結び付けている)

(でも拓馬はさんはともかく、ミドリさんはどこで拓馬さんを圧倒する武術の技、それにトップレベルのビジネススキルを身に付けたんだろう?)

由香里が考えを巡らせている間に呼び鈴が鳴った

進藤と山岸が到着したらしい


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浮遊する言霊 ©著者:黒蝶少年

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