夜のケータイ小説サイト「ホスラブ小説」
-book.hostlove.com-
ホスラブ小説
ホスト,キャバ,風俗等のちょっと大人の無料ケータイ小説!PC,スマホ、ガラケー全対応!
5章:①-5 Hamlet(ハムレット)
(12/12)
メニューを閉じる
ホスラブ小説ホーム
あなたのしおり一覧
小説総合ランキング
ピックアップ作品一覧
昨日の閲覧上昇作品
作品評価ランキング
カテゴリ別ランキング
作者別ランキング
新着作品から探す(カテゴリ別)
みんなのレビュー
みんなの作者ニュース
みんなのファン登録
小説を作成
作者ログイン
小説ご利用ガイド
サイトニュース
「前向いて! ほらっ、普通に走れ!」
すれ違いざまに、助手席にも眼に行った。
「飛鳥、そう冷たくすんな。俺は命懸けで惚れている。頼むから側に居てくれ」
英二が左手を膝に伸ばす。そのままスカートをたくし上げて腿に這わせた。
エアコンの気流が、一気に蒼ざめた飛鳥の首筋を撫でる。
ーー飛鳥は今、確かに見た現実に打ちのめされて、ただ英二の手が卑しく貪るに任せて、力無く身体をシートに預けた。
[アスカ、ユウジさんの職業は刑事です]
クラウンの助手席に座る裕二の姿が、サングラスの中に鮮明な残像を残す。
(気持ちはほんまでも。惹かれあってはいけないひとやった……いや違う! うちは熱に浮かされて、いったい何を期待したんや! 罰や、信念を逸らした罰なんや!)
ーーーーーー
ハムレットの愛を失なった上に、父を亡くしたオフィーリアは、正気を失い歌を唄ったり、取り止めもないことを口走る。
OPHELIA: Lord, we know what we are, but know not what we may be.
『ほんとね、自分のこと分かってたって、これからどうなるか、なんにも分からないものね』
そして悟るのだ。
OPHELIA. 'Tis brief, my lord.
『あっと言う間に終わってしまいました』
ーーーーーー
飛鳥は唇を噛んだ。心臓は、鷲づかみにされた苦しさで、いっそ裂けて欲しいぐらいだーー何より、どんな言葉も思い浮かばなかった。
<前へ
75 /282
次へ>
しおりを挟む
この小説の「目次」を見る
この小説の「レビュー」を見る
この小説の「トップ」へ
※この小説を友だちに教える⇒
メール
白いスーツの妖精〜Miri再び ©著者:七斗
しおり一覧
小説を探す
小説を作成
作者ログイン
夜のケータイ小説サイト「ホスラブ小説」
PC,スマホ、ガラケーで
全ての機能が利用できます!
http://book.hostlove.com
[ホスラブ小説]
広告募集係り
Copyright © hostlove.com All Rights Reserved.