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4章:①-4 Twelfth Night, 〜(十二夜) (2/15)

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“客”が飛んで、300万の貸金が焦げ付いた。英二の担当だ。


小さな町工場だが、『ツレの紹介で間違い無い。三ヶ月後には元金も清算出来る』と言う。


飛鳥は三ヶ月後に清算出来るメドがあるなら、『メインバンクから、短期借入出来る筈なのでおかしい』と反対したが、借主は土地も持っているので大丈夫だと引かなかった。


それなら、“登記簿謄本の抵当権”を確認しろと英二に何度も言った。万が一飛ばれた場合、土地の評価額を超える抵当権が付いていたら、管財人に申し立てても第一抵当から順に支払われ、取りはぐれるからだ。


英二は飛鳥に、『客から委任状を貰い法務局で閲覧して来た、問題無い』と報告したーーが、実際は確認していなかった。


行くつもりではあったのだーーだが丁度その日、厚子から連絡が有り、欲望に負けて、しかるべき場所へシケこんでしまったのだ。


飛鳥が見た謄本には、何重にも抵当が登記され、土地の価値は既に消滅していた。

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白いスーツの妖精〜Miri再び ©著者:七斗

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