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2章:①-2 A Midsummer Night's Dream(夏の夜の夢)
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※※※※※※
「岡江様」
パチンコ台にかぶり付いている厚子(あつこ)の肩に手を置く。
びくっとして振り返った。白いスーツを着た飛鳥が、唇だけ笑って厚子を見降ろしていた。
パチンコ店の大音量のBGMが二人の会話をかき消し、飛鳥は厚子の耳元に口をつけて静かに告げた。
「岡江様。昨日の返済日に入金ありませんでしたけど? ちょっと外出ましょか」
店員に手を上げて[食事中]の札を持ってこさせ、裏の駐車場まで一度も振り返らずに歩く。
「岡江様、約束の日に入金してもらわな、うちの商売上がったりですわ」
優しい口調と物腰で厚子の顔を見ている。
「き、昨日、英二さんに少し待ってとお願いしたのよ?」
(ちッ、ほんまに使えん男や……利息、身体で払うてもろたな)
その開き直った態度を見て直感した。
「そうですか。待ちましたがな――一日。そんなもんでしょ、値打ちは」
「な……」
プライドを傷付けられて顔色が変わった。
「――飛鳥さん。あなた! 違法の利息取って、私が警察に駆け込めばどうなるか解って言ってるの?」
飛鳥がメンソールのタバコに火を点ける。
「警察? 何を眠たい事言うてはるんですか? どうぞ、行きたければ。そん代わり岡江様のご家族さんに闇金使ってること、ばれますよ?」
言い方はあくまでも丁寧に。しかしその表情は氷より冷たい。
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白いスーツの妖精〜Miri再び ©著者:七斗
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