こうが、うちに引っ越してきた。

先に、こうの会社の人達に挨拶も終わり
あと、数日で現場の仕事も終わる

しばらくは、うちから現場に通う事になった

ボーイズの店は、人がいないから三月いっぱいまで勤める事になった


少し片付けが終わり、二人でコーヒーを飲んでいると、おもむろに


「今日から、おじゃまします！佐伯 香です。よろしくね」


「あはっよろしくです」


二人は 顔を見合わせ、思わず笑ってしまった


「ねぇ、こう？卒業旅行なんて行かないの？あんまり大学の友達の話ししないけど…玉ちゃんとか仲いいんでしょ？」


「うん、行きたいけど金ないし もったいないし
いいや」


「行きたいなら、行っておいでよ。今しか自由ないよ…」


「うん、でもいい。お金貯めて車ほしいから、そっちを優先したいからさ」


「そか…、」


「玉達、合コンさそってくんないようになった……」


「なんで？喧嘩した？」

「女、もってかれるからだって……ひでぇ話しっしょ？」


「俺、お持ち帰りなんてした事ないよ…昔は、あったけど」


「こうに、目が行く訳だ、女の子が…」


「しらね」


引っ越しは、簡単に終わった