あなたなしの生活は思ったよりも辛かった。


今までは、なんだかんだ「別れ」がリアルじゃなかったから。


他の男といても、なにをしても、味気なかった。


虚しさだけがつのり、

それでもまたその虚しさを消そうともがいたが、

余計に自分を寂しくさせた。



そして、再び私たちに偶然をもたらし、キセキが生まれた。


本当に運命があるかのように…




ねぇ。


私のこと愛してる？


私はきっと、自分の運命を自分で作ろうとしているから、あなたの人生を狂わせているかな。


本当は運命はさ、神様が決めていているのかな。


そしたら、私とあなた、結ばれない運命だとあなたは思う？


私だけが、運命に逆らおうとして、赤い糸強くひっぱってるのかな。


でも、信じたい。


あなたが最後の人。


あなたも思ってくれていたのかな。



あの日、偶然出会って、結ばれたキセキ。





そして、このキセキが二度うまれた。



あの日、あの場所、あの時間。


皮肉にも、惹かれるかのように、私はホスラブを開き、チャットをひらいた。

男を探すでもなく、ただなんとなく。


そして、あなたを見つけた。