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10章:嘘の壁
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次の日の朝、私は携帯を開けた。
いつもなら、メールがはいっているからだ。
電源をいれて、問い合わせた。
(あれ?!きてない・・・あいつ反省しないで速攻でねたな?むかつくー)
あなたが起きる頃にはメールか電話の嵐が来ると思っていた。
絶対的な自信があった。
その日、学校にいっても、夕方になったもこなかった。
私は意地でも自分からは連絡を取りたくなかったから、待つことにした。
(あいつも同じ作戦?!負けるのはあっちだもん。でも、自分のワガママの喧嘩だから言いすぎたかな・・・)
初めて、私の理不尽な要求に対抗しているのだと思った。
それなら戦うまでだと。
思い知らせてやると。
(あなたは私がいないとだめになっちゃう)
そんなくだらないこと、私は思ってたんだ。
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君依存 ©著者:雅
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