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9章:飴と鞭
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本当に寝る暇を惜しんで、
就職活動した。
あなたと一緒に。
そして、あなたも
頑張っている私をみて就職口を見つけてきた。
私も、あなたの面接まで送って、待っていた。
高卒になってしまった、あなた。
私よりもレベルは低いところだったけど、
別に気にしてなかった。
そして、あなたは就職先を見つけた。
大企業ばかり受けている私にとって、屁でもない会社だったけど、仕方ない。
働いて頑張ってくれれば何の問題もないって思ってた。
嬉しかった。
私も頑張ろうって気になった。
私の就職活動は秋くらいから、ぼんやりと始まり、みんなが真剣に取り組む2月3月へと、あっという間に刻々と時間が過ぎていった。
3年生の私。
もはや、授業も少ない。
就職活動がないときは、あなたを迎えにいったりしてた。
働くにあたって、
約束、目標を紙に書いてもらうことにした。
もう中途半端なことはしてほしくなかった。
あなたは
「仕事のノウハウを覚えて、独立できるように頑張る。」
って書いてたっけ。
嬉しかったんだよ。
あなたが頑張っている。
私も頑張ろう。
本気で思ってたんだよ??
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君依存 ©著者:雅
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