麻衣子の治療計画は
自然分娩までは待てないから
胎児の成長を見ながらギリギリで手術で取り出す
その後本格に検査から治療ということになった

医師からは反対された

治ればまたチャンスはあるのだから子供は諦めて治療するべきと

麻衣子は絶対に譲らなかった

「この子じゃなきゃだめなの！」

医師は強い気持ちにおしきられた

待合室のソファーに腰掛けてると

「もしかして、零？」
聞き覚えがある懐かしい声が
「光？久しぶり」

「涼介さんだったり、噂で色々聞いてるよ、大変だったな、何で頼ってこねーんだよ」

僕は自分でバリアを張っていただけなんだ

光は友と思ってくれてたんだね

「おまえどっか悪いのか？」
「ここ産婦人科！光ボケ過ぎw」
「だな！w俺は嫁と子供に会いにな」
「結婚したのか？相手は優？」
「それがさぁ。。。美香なんだよ」
「なんで？どうなるとそうなる？」
「話せば長いけどさぁ、今度ゆっくり飲もうぜ」

携帯番号を交換してるところに

「おまたせo(^▽^)o」
麻衣子がきた
「あれ？麻衣子ちゃん？」
「そういうことか！零！よかったな初恋の人とか！」
「ばか！光それ以上いうな！」
「なになに？ききたい！」
「じゃあおれはかみさんと子供のもとへ、必ず連絡しろよ！」
それだけ言い残して光ははしっていった

「ききたかったなー(^^;;」
麻衣子はいたずらっぽく笑った

血がつながってないはずなのによく似てる

最近の麻衣子の仕草が美咲とよく似ているのに気付いた