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6章:もうひとつの復讐
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『ん…ん?』
朝。
私はまたパパの上にいた。
『パパ…おはよう。朝立ちしてるよ…すっごく硬い』
私は微笑んで、ゆっくり腰を動かす。
『レナ!』
パパが私の身体を離そうと、腕を掴む。
『いやっ!』
私は払いのけて、激しく腰を振った。
『よせ…レナ…あ…あ…』
パパは感じて来て、払う力が弱くなった。
『あぁ〜っ…レナ…またイッちゃう!』
私はピクンと身体をのけ反らせた。
『あぁん…いい〜っ!』
ガクガクと身体を震わせる。
『レナ…ダメだ!どいてくれ!レナ!』
パパは必死に叫ぶが、耐えきれずまた射精してしまった。
『はぁ…パパ…キモチ良かった?』
パパは頭を抱えている。
『ねぇ…パパ…』
『う…嘘だ…』
パパはうわ言のように続ける。
『そんな…嘘だ…』
パパはゆっくりと私の身体をずらした。
私の中から、パパの精液が流れて出て来る。
『レナ…すごく良かったよ…昨日もパパ生でセックスしてくれたね…幸せ』
私はクスクス笑う。
『こんなの…嘘だ!』
パパは慌てて服を着始めた。
精液まみれの下半身を拭くこともせず、パンツとズボンを履く。
『俺は…何てことを…』
『実の娘と…何てことを…』
蒼白い顔をしている。
『ねぇパパ、妊娠しちゃったらどうする?レナ…排卵日だよ』
『うわぁぁ!』
パパは叫んだ。
『もうダメだ…俺は何てことを…嘘だ…こんなの…』
パパはフラフラと歩き出した。
『パパ、妊娠したら知らせに行くね。アパートの場所もわかってるから。楽しみだな』
表情をなくし、蒼白したパパはヨロヨロしながら部屋を出て行った。
『もうダメだ…おしまいだ…』
私は裸のまま言った。
『愛してるの…パパ…。レナ、パパとの赤ちゃんが欲しい』
復讐は終わった。
パパはもう立ち直れないだろう。
部屋に残された私は、笑いが止まらなかった。
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しかえし ©著者:紅葉
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