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6章:絆 (1/3)

6章:絆


(…頭の中が冷たい。真っ暗だった。

パパ死んじゃったの?

でも「はぁちゃん煜」って

目の前で笑ってる。

夢だったんだパパよかったぁ煜)

パパの膝に座ろうとした時

急に頭の中が
熱くなった気がした。



「死んだ人より生きてる人だよ!しっかりしなさい!」

 おばあちゃんの声。


「だめーっ!!
はぁちゃん、まだ一年生なんだから!!はぁちゃんまでやめてーっ!!」


  ママの声がした。


目の前が明るくなった。

頭も体もなんだかほわ〜っと暖かくなった。


「はぁちゃんよかった。助かってよかった」

ママが私に抱き着いたまままた泣いてた。


パパの最期の瞬間から

私は長い時間意識も戻らず

危険な状態だったらしい


パパは私を連れて行かなかった…。

「はぁちゃんごめん。頑張れ」って
言いに来たんだね。

パパだって死にたくなかったんだよね。

そう思った。


パパは32歳だった。

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