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10章:Rosetta〜ロゼッタ
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失意の中に堕ちて行く彩香を、Miriは引き上げてくれた。
『あなたが望んでいることは、決して高望みではありません。あなたの夢や希望は天まで届き、星さえつかむことができます。どうせできないからとあきらめないで!』
(星もつかめるんだ――じゃあ、聖もつかめるでしょう? 私は諦めない)
そして彩香はMiriに最後の願いを託す。Miriはいつもに増して明るく輝き『お望み通りに致します』そう言ってくれた。
この願いが聞き届けられれば、これ以上、負のループに翻弄されないで済む。
(これがーーこれが最後の願いだ!)
◇◇◇
次の日出社すると、現場打ち合わせの為に事務所に残っていた聖が、珍しく声を掛けて来た。
「――彩香ちゃん、近いうち時間空いてないかな? 話をしたい事があるんだ」
(あれだけ願い続けた、聖と二人で会う事がこんな形で叶うなんて。沙奈さんとの結婚をちゃんと説明するつもりなんだ。筋を通す聖らしい……)
「今日の終業後で良ければ……」
「そう! ありがとう。じゃ、裏のコンビニで待ってるから」
硬い表情が和らいで、優しい眼に変わる。襟足にかかる髪が愛おしくて、伸ばしそうになった手を止めた。
何も恐れる必要は無い。もう手は打った。
私はタイミングをじっと待てば良いだけだ。
だって、Miriと堅く約束をしたのだから――
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