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8章:Wish Upon a Star 〜 星に願いを
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◇◇◇
『ピンポン!』
チャイムが鳴り、聖は腫れてまだ熱をもっている顔を軽く抑えながら、ドアを開けた。
――素肌に赤い唇が輝いている。綺麗だ。まるで沙奈の唇みたいじゃないか。何度も何度も愛おしくて絡めた……あの苺の様な。
(俺は熱のせいで幻を見ているんだ。いや、頭がイカレたか?)
「聖くん……」
思い出の塊が時を超え、すぐそこに現れて……しばしドアを開けたまま立ちすくんだ。
「沙奈……?」
「純から大ケガしたって聞いて……毎日心配で。電話も出られない状態で、今行かなければ一生後悔するぞって、車で連れて来てくれたの。私もどうしても無事を確認したかった。ごめんね。来ちゃって」
眼が涙で潤んでいる。
「コンビニにも行けないって聞いたから……聖くんの好きな玉子焼きとミートドリアを作って来た。置いて帰るから、良かったら食べて。本当に無事で良かった……」
涙を指で拭い、少し微笑んだ。何ひとつ変わらぬ笑顔。懐かしい澄んだ瞳。
ほっとした表情を見せた沙奈が、紙袋を玄関に置いて外に出ようとする。
反射的に腕を掴んだ。
「――嫌じゃなかったら入ってくれ。イヤ、何でもいいから入れ」
本当に手にしたいと願った望みを否定してきた。
もう離さない。
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