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6章:Freedom 〜 自由 (15/15)

◇◇◇

再び、純也の明るい声が聞こえてくる。


『いやしかし、その後大変だったな〜』

苦笑いを含んで、けれど真面目な声だ。


『うん、結納直前に結婚を破棄にしてしまって――それも身分あるひと……医者。沙奈と二人で親父さんに何度も土下座した……それでも許してもらえなくてな』


『そんでも、あの姉ちゃんがあんなにハッキリ物言ったの初めてだった。俺、何気に感動したもん。
「私の幸せは聖くんにあります」――あ、ダッシュボード開けて。姉ちゃんの携帯番号とメアド』

『……ありがとうな』

メモを両手で丁寧に包みーーそして財布にしまった。

『すぐ登録しねぇの?』

『……次に会って話してからにするよ。沙奈の意思を大切にしなくちゃなんねぇって思ってる。どんなに気持ち書いたメール送ったって、お互いが補い合えなきゃ成立しねぇ。虚しいだけだ』



――――――


トトン!

Miriが光って終了を告げた。



『このフォルダの編集録音は以上です』



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