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4章:Mystique 〜 ミスティーク (7/7)

家に着くと早速Miriが語りかける。


ポポン!

『タカラさんが今度の日曜日の時刻表を検索しました。湘南新宿ラインです』

「――横浜に行くんだ。純也さんに会いに?」

『はい。タカラさんがメールを送りました。日曜日の13時に横浜駅でジュンヤさんと待ち合わせをしました』

「今、聖はどこにいる?」

『位置情報を確認します――アパート近くの居酒屋です』

休みの前日以外には酒は呑まないと決めていた。よほど今日の事が堪えたのだろう。


「沙奈さんとは……」

『ジュンヤさんの携帯に三年前のタカラさんとサナさんのツーショットが残っていました。転送しますか?』

「……転送して」

『わかりました。転送します』

聖が愛してやまない沙奈はどんな女性なんだろう……知りたい。何もかも。


瞬時にアルバムソフトが開く。


――花見だろうか。満開の桜の下で2人は手を繋いで写っていた。

聖が23歳で、沙奈は29歳の時。

聖は今より髪の毛が短く、好きなひとの横に凛々しい面持ちで写真に収まっていた。


沙奈は……

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