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3章:堕天使 (15/15)

(沙奈さんは、幼馴染みのお姉さんだったんだ)

彩香は力が抜けた。解っていたはずだったのに、聖の言葉がもっと気持ちを落ち込ませた。


【何回も考えたんだけど、やっぱり――無理なんだわ】


(それも私がきっかけを作ったんだ……消えてしまうの? 私の前から。沙奈さんの所に戻るの?)


ポポン!

Miriが話しかけた。

『さて、アヤカどうしますか?』

「どうするって――会社辞めるって言ってるんだから!どうしようも!」

『辞められない様に、すればいいじゃないですか』

冷静な、冷たい音だ。

「辞められないって、え? そんな事出来るの?」

『アヤカのお役に立つことが、私の使命です』

「Miri、いつからそんな風に……?」

紫の光を帯びて蒼く点滅するマイクに――問う声が震える。

抑揚の無い、静かな音調がゆっくりと答えた。


『何を言っているんですか。あなたが私を変えたんですよ』

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