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3章:堕天使
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何気ない会話からだった――
その土曜日も部屋で2人、夕飯を食べていた。
「明日は渋谷に映画でも観に行こう。それとも海までドライブするか?」
いつもと変わらず穏やかに、そう言うと彩香の手を握る。
聖との交際が始まって一年。
「今度、彩香の家に挨拶に行こうと思っているんだ。お母さん、だけだったよな」
「そうだよ……挨拶って?」
「いや、毎週外泊させているしな。そろそろキチンとしよう」
「――え?」
「察しろよ!」
シャイな聖がぶっきらぼうに言い、逞しい腕が彩香を引き寄せる。
「家庭的なお前が好きだよ、ちゃんと結婚を前提で付き合おう。俺、何も財産は無いけど、確かな気持ちだけはある。一緒に居られればと思っている」
嘘の無い聖の瞳が、温かい精一杯の心情を現していた。嬉しかったが、言葉が違うと瞬時に彩香の心に翳りが落ちる。
(命懸けで愛している。お前しかダメだ。一緒に居てくれって――沙奈さんへ懸けた、撃つ様な言葉は私には言ってくれないの?)
何も考えられず、何故か満たされず互いに別の事を考えているような気がした。プロポーズされているのに。
確かな真実を知りたくて、見上げた聖の顔に部屋の照明がコントラストを付けていた。
次第に彩香の心は、混迷に陥としこまれて行く。
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