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2章:音声認識機能【Miri】 (5/5)

『全然寝ていないんですか?』

Miriが抑揚無く響く。

「……もう疲れた」

『仕方ないですよ。とにかく危ないことはしないで下さいね』


――見なけれはよかったんだ。昔の携帯なんて。もう2年も前に終わった恋じゃないか。

後悔と後ろめたさに包まれ涙が溢れる。


「Miriはどこで喋っているの?」

『アヤカ、すみません。それは機密情報です』

「こんなに信頼しているのに教えてくれないの?」


『あなたがいる所どこであれ、そこが私のいる場所です』


Miriに励まされた。そう感じた。


――聖を……聖を信じよう。もう沙奈さんのことは、忘れるんだ。頑張れ自分!

彩香は少しだけ気持ちを切り替えてMiriに告げる。

「聖にメールする。今度の土曜日は聖の大好きなハンバーグを作るって送信して!」

『アヤカわかりました。なんでもお望み通りに致します』

また紫の光が瞬いた。
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